たかたのゆめについてご紹介くださったメディアをご紹介いたします、
2011年3月に起きた東日本大震災。津波によって陸前高田の第一次産業は壊滅的な被害を受けました。決して平坦な道のりではありませんでしたが、奇跡的なご縁や、本当にたくさんの人々の協力と熱意があったからこそ、今があります。
たかたのゆめの誕生秘話、これまでの道のり、そしてこれからへの想い、が伝わる連載です。読み応えありの「たかたのゆめ物語」(全10回)、是非ご覧ください。
東海新報 2014年11月14日
共同通信 2014年5月18日
東日本大震災で大きな被害に遭った岩手県陸前高田市で18日、新しいブランド米「たかたのゆめ」の田植え式が行われた。この品種は、日本たばこ産業(JT)が復興支援として提供。今年は津波で浸水した水田の復旧が進み、作付面積は昨年の5倍超に広がる。
戸羽太市長やコメの流通関係者らが、約15アールの水田に苗を植えた。この水田を管理する金野千尋さん(63)は「津波で農地がずいぶんとやられて失意のどん底だったが、希望に変わってきた。おいしいお米なので、ぜひ食べてください」と話した。
たかたのゆめはJTが開発。震災後に権利を譲り受けた陸前高田市が普及を目指している。
盛岡支局 渡邊顕子
読売新聞 2014年5月14日
陸前高田市小友町の水田では、震災後初の田植えが始まっている。
県によると、陸前高田市で被災した農地は県内最大の380ヘクタール。復旧を優先してきた248ヘクタールのうち242ヘクタールが月内に完了する見通しとなった。同地区では昨年6月から工事が進められ、今季は86ヘクタールで田植えが可能となる。農地の復旧規模としては県内最大だ。
地盤沈下した農地は最大2・7メートルかさ上げされ、震災前に1区画5~20アールほどだった水田は20~50アールほどに拡大した。3月に約350人の組合員で設立した農事組合法人「サンファーム小友」が中心となり、生産効率の向上を目指す。
13日は、市が昨年から本格的に栽培に取り組んできたブランド米「たかたのゆめ」の苗を、約30人が田植え機を使って約4ヘクタールに植えた。
大船渡市末崎町の細川勝さん(73)は「今は農業だけが楽しみ。緑色の苗が再び自分の田んぼに並ぶ風景が何よりもうれしい」と喜びをかみしめていた。
岩手日報 2014年5月13日
東日本大震災で被災した陸前高田市小友町の水田で12日、震災後初めての田植えが始まった。津波によってがれきに覆われた約86ヘクタールが復旧し、被災農地の復旧規模としては県内最大。水田の大区画化を導入し、作業の効率化を図る。震災から4年目の念願の作付けに、復興への思いが込められた。
営農再開に伴い、地元農家が3月に農事組合法人「サンファーム小友」(石川満雄組合長、組合員数328人)を設立。12日の作業には組合員ら約40人が参加。田植え機2台を使い、市がブランド化を進める「たかたのゆめ」を3ヘクタールに植えたほか、他の田植え準備を進めた。
小友地区は震災時、太平洋側と広田湾側から津波が押し寄せ、一帯はがれきの海となった。復旧事業に伴い、圃場の大区画化を導入。農家負担分は市が「肩代わり」し、被災農家を支援した。
工事は昨年6月に着手。約1メートル沈下した地盤を2メートルかさ上げし、被災前に5~20アールだった区画を20~50アールに拡大。水田は約660枚から約360枚となり、作業の効率化を図った。